転職ノウハウ

いくつ当てはまる?転職エージェント利用が向かない人の特徴&転職活動方法

転職ノウハウ

転職エージェントって私に向いてない?
今まさに利用してるけど、向いていないかも・・・
こうした不安を感じる人も多いでしょう。その気持ちよくわかります。

実際私もキャリアコンサルタントとして活動する中で、毎年何百人という数の相談を受けますが「これを使えば間違いない」という万人に合った転職方法は存在しません。

転職エージェントというサービスも「向いている人」、そして「向かない人」がいます。

この記事では、

  • 実際に「向かないかも」と感じた体験談
  • 利用が向かない人の特徴
  • 転職エージェント以外の転職方法

について紹介しています。

この記事を読めば「向いていないかも」という違和感の正体に辿りつけるはず。ぜひ最後までお読みください。

転職3回・子育て中/転職エージェント担当者キャリアコンサルタント資格保有
IT営業→商社人事→社労士事務→フリーのキャリアコンサルタントとして独立。現在は大学を中心にフリーランスとして学生支援を行う。1児の母。

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【体験談】私、転職エージェントに向いてないかも?と感じた瞬間

面接の様子

はじめに転職エージェントを利用して「向かないかも…」と感じたAさん、そして転職エージェントに勤めるBさんが「この人は転職エージェント利用に向かない」と感じた体験談について紹介します。

転職エージェントを利用したAさんの体験談

「なんとなく転職を考えた時に、どんな求人があるかを知りたくて転職エージェントに登録しました。当日中に転職エージェントから連絡があり、現在の状況等を聞かれました。正直になんとなく転職市場を見たくて登録したこと、転職に対する熱意もそこまでないことを伝えました。

しかし、毎日毎日何十件とくる求人紹介。「すぐに応募しないと無くなりますよ」など煽られても別に響きません。結局しつこい電話にうんざりして退会してしまいました。

自分のペースで転職活動を進めたい私にとって、転職エージェントのサービスは向いていなかったんだなと感じました。」


転職エージェントを利用したAさん

Aさんは営業として成績上位・社内評価も高く、周囲から期待される人材でした。転職エージェントにとっては逃したくない存在だったのでしょう。しかし、もともと行動力や決断力があるAさんには、転職サイトなどの自分で考え動く転職スタイルの方が向いていたのかもしれませんね。


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転職エージェント担当者Bさんの体験談

転職エージェント担当者Bさん

「〇〇会社の求人だけ紹介してほしい、という方を担当した時のことです。何度か応募したものの残念ながら選考通過は叶いませんでした。

すると「落ちたのはあなたのせい」「推薦状が悪い」など、一方的に私たちに怒りをぶつけてくるようになったのです…。

うまくいかないことを何もかも他人のせいにする、自分で良いか悪いかの判断もつかない。こういうお考えの方は転職エージェントのサービスに向かないんじゃないかな…と感じました。」(某転職エージェント勤務Aさん)


転職エージェント担当者Bさん

特定企業応募のために転職エージェントを利用するのは「あり」です。しかし転職エージェントは内定を約束してくれるサービスではありません。人に頼っておきながら何かあれば人のせいにする。そういう方は利用が向かないと言わざるを得ませんね。


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さて求職者目線、そして転職エージェント目線でリアルな体験談をお話いたしました。
上記内容を踏まえ、実際にどんな人が転職エージェントに向かないのでしょうか?

いくつ当てはまる?転職エージェントに向かない人の特徴5つ

転職エージェントに向かない人の特徴として、代表的なタイプは次の5つです。

一つずつ見ていきましょう。

1. 自分のペースで転職活動したい人

先ほど紹介した体験談にもありましたが、転職エージェントは「自分のペースで転職活動を進めたい人」には向いていません。

転職エージェントは基本的に企業側の「採用予定時期」に合わせ、ある程度スピード感を持って進めていきます。そのため、どうしても自分のペース・熱量と合わない瞬間が出てきてしまうこともあるでしょう。

それに耐えられないという方は、記事後半で紹介する「他の転職活動方法」を後ほどご紹介します。ぜひそちらを参考にしてください。

2. 転職希望を貫きたい人

面談時の様子

転職エージェントが向かない人、2つ目は「転職希望を貫きたい人」です。

職種や勤務地等に強いこだわりがある人は、自ら交渉した方が本気度も伝わります。そして自分でやりきったなら結果に対して納得もできるでしょう。

第三者を挟むことで客観的な意見を取り入れるなどのメリットもありますが、どうしても希望を貫きたいのであれば、自分でやりきるのも選択肢の一つです。

3. 強いコネクションがある人

3つ目は「強いコネクションがある人」です。自分の人的ネットワークに自信がある人は、あえて転職エージェントを利用する必要がないでしょう。

今はリファラル採用(紹介採用)を取り入れる企業が非常に増えているからです。

知り合いから紹介されるのと、転職エージェントに登録して紹介されるのでは、信用度が変わってきます。知人紹介でうまくいくのであれば、そちらを利用することをおすすめします。

4. 人の意見に左右されやすい人

転職エージェントとの面談

4つ目は「人の意見に左右されやすい人」です。これは「人の意見に依存する人」とも言えます。

誰かに何かを言われたからこうするなどと、転職活動における軸がコロコロ変わってしまうと、本来の転職する目的を見失う可能性があります。

転職活動はあくまで自分自身のために行うもので、全て自分で決断をしなければいけません。転職エージェントの意見を参考と捉えられない方は、あまり向いていないといえるでしょう。

5. 行きたい企業が完全に決まっている人

行きたい企業がピンポイントで決まっている場合も、転職エージェント利用は向かないです。理由は転職エージェントに相談するメリットがあまりないからです。

できれば、その企業の内部の人に紹介してもらう「リファラル採用」を目指しましょう。そちらの方が圧倒的に面接まで進める確率があがります。

もちろん繋がりが作れないなどの場合は、転職エージェントを利用するのもありですが、その場合は「志望する理由」を担当者にきちんと説明して、推薦してもらえるようにしておきましょう。

さて転職エージェントに向かない人の特徴について、5つご紹介いたしました。

自分も向いていないかも?」そう感じられた方もいらっしゃると思います。でも安心してください。

次は転職エージェントが向かない人に向けた「転職エージェント以外の転職方法」についてお話していきます!

【対処法】転職エージェントに向かない人におすすめの転職方法5つ

スケジュールを確認するサラリーマン

ここでは、転職エージェントに向かないと感じた方でも使える転職方法」を5つご紹介します。

こちらも一つずつ説明いたします。

1. 転職サイト(リクナビNEXTなどの求人サイトから応募する)

転職サイトとは、求人情報が掲載されている情報サイトのことです。有名なところで言うと「リクナビNEXT」や「マイナビ転職」といったサイトがそれに該当します。

気になる求人情報を見つけたら自分で応募し、その後のやり取りも自分で行うスタイルがその特徴です。

転職エージェントと比べると手間も多いですが、好きな時に好きな量の求人情報を調べることができるというメリットも。

より多くの求人情報を見たい、自分のペースで転職活動を進めたいという方に向いている転職方法でしょう。

2. ダイレクトリクルーティング(doda Recruitersなど企業からスカウトを待つ)

2つ目はダイレクトリクルーティングです。これは求職者であるあなたが、SNSなどで経歴やスキルをアピールし、企業からの「スカウトを待つ」という転職方法です。

企業から欲しい人材へ直接コンタクトを取るというこの採用手法は、近年急速に増えています。SNSでの影響力が高い方自分の経歴・アピールに自信のある方におすすめです。

SNSだとプライベートな情報を見られる可能性もあるので、抵抗がある方はパーソルキャリアが展開する「dodaRecruiters」というサービスが初心者にもわかりやすくおすすめですよ。

3. リファラル採用(希望企業にいる知り合いから紹介してもらう)

3つ目は「リファラル採用」です。リファラル採用とは、「社員や関係者からの紹介」で転職すること。知り合いから紹介してもらうこの方法は、最も内定率の高い転職方法です。

そんな人脈はない…という方も「出身大学」「セミナー」など共通点を利用して繋がりを作るといった方法もあります。行きたい企業が明確に決まっている場合は、この転職方法が一番成功率が高いのでおすすめです。

4. キャリアコーチングサービス(自己分析~今後のキャリアまでサポートあり)

転職エージェントとのオンライン面談の様子

4つ目は昨今話題の「キャリアコーチングサービス」です。転職エージェントとは違って、利用者自身が料金を支払うタイプの有料サービスですが、その分しっかりとした自己分析キャリア設計などを、キャリアのプロに相談しながら転職活動・転職相談ができるのが最大の魅力。

「転職支援」というより個人のキャリアの棚卸しや今後のキャリアプラン作成に力を入れているため、「自分がこれからどうしたいかわからない」といった漠然とした悩みをお持ちの方に特におすすめです。

5. 直接応募

最後は企業のホームページなどから「自分で直接コンタクトをとって応募する直接応募です。圧倒的インパクトで言えば、これに勝るものはありません。

企業への応募も表現の仕方も自由で、何より結果まで一番スピーディーに事が進みます。行きたい企業が決まっている方や、自分の行動力・表現力に自信のある方は、この方法が一番良いかもしれませんね。

以上、転職エージェントに向かないと感じた方でも使える転職方法を5つご紹介しました。

もう一度おさらいしておきましょう。

さてここまで、転職エージェントに向かない人の体験談とその対策をお話してきました。

最後は「そもそもなぜ向かないと感じるのか?」ということを、転職エージェントの事情を含めて解説していきます。

なぜ向かないと感じる?転職エージェントの事情から考える

転職エージェントに向かないと感じる違和感は一体何からきているのしょうか?

それは転職エージェントがやはり「転職ありき」の商売であり、そこから生まれる温度差が原因だと考えます。

転職エージェントは成功報酬型のビジネスです。転職エージェントが企業に求職者を紹介し、実際に入社した時点ではじめて転職エージェントに売上が発生します。

ゆえに担当者も転職ありきで話を進めることが多く、転職意欲の低い求職者とは当然温度差が生じるでしょう。

求職者の本音:「まだどういう業界に進みたいとも言ってないのに、たくさん紹介してくる
転職エージェントの本音:「優秀な人材だから早く受けさせて、ウチで決めてほしい。他社に取られたくない!

求職者の本音:「紹介してくる内容が希望に合っていない
転職エージェントの本音:「希望に合った求人が正直少ない。とにかくレベルに合わせた求人をたくさん送って早く決めてもらおう。

求職者は望んでいなくとも、転職エージェントは求職者の転職意欲を刺激する行動を取ってしまう。この温度差が違和感の正体なのです。

もちろんすべての転職エージェントや担当者がそうではありませんが、彼らのビジネスを理解しれば、この傾向が出ることは致し方なしとも言えるでしょう。

ですので、転職エージェントにもこうした事情があると理解した上で、本当に紹介された企業は自分と合っているか、様々な角度から冷静に判断する必要があります。

おすすめなのは転職エージェントを複数登録すること。そうすることで、客観的な意見を他の転職エージェントからも聞くことができますよ。


キャリアコンサルタント yukosan

転職エージェントを複数掛け持ちするメリットは大きい!ただし注意点も

まとめ

さて今回は、転職エージェントに向かない人の特徴おすすめの転職方法を紹介しました。

最初にお話したように「これを使えば間違いない」という、万人に合った転職方法は存在しません。しかし、転職エージェントを利用する以外にも転職する方法はたくさんあるのです。

自分が進みたい道を明確にした上で、どのやり方が効率的で自分に合うかを見極め、自分に合った転職活動を進めていきましょう。

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この記事を書いた人

yukosan

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