転職エージェント

これで完璧!転職エージェントとの面談内容・当日の流れを徹底解説

転職エージェント

転職エージェントとの面談って
どんな雰囲気なの?
当日の内容や流れは?
どんな服装で臨めばいいの?
など疑問に思っている方も多いでしょう。

そこで本記事では、転職エージェントとの面談内容を徹底解説した上で、当日のコツや注意点をご紹介していきます。

ぜひ面談内容を知り、転職エージェントへの相談を有意義なものにしていきましょう。

転職4回・1児のパパ/okasan
転職4回/従業員たった5人の零細企業のデザイナーから上場企業マーケ担当へ。「転職には”ストーリー”がある」をコンセプトに「転職FILE(ファイル)」という転職メディアを運営。転職やキャリアにまつわる希望と失敗からの学びを「Twitter」で発信中&息子(1歳)の育児にも奮闘中

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転職エージェントとの面談内容と当日の流れ【5つのステップ】

面接の様子

では早速、転職エージェントとの面談内容はどういったものか具体的に解説します。

利用する転職エージェントによって細かい面談内容は異なりますが、ほとんどの転職エージェントにおいて基本的な流れは同じです。

具体的には以下の5つステップで進んでいくことになるでしょう。

それぞれの内容や目的について、詳しく解説します。

1. お互いの自己紹介

まずは面談を始めるにあたって、必ずお互いの自己紹介を行います。

実際の企業との面接ではありませんので、下手に緊張はせず、名前やこれまでの職務経歴などを簡単に伝えられれば良いでしょう。採用面接のように自分を強くアピールする必要はありません。

また反対に転職エージェント側の紹介もあります。

転職エージェントの会社概要
転職支援実績
担当者の経歴
得意とする業界・業種
etc…

特に、担当者の経歴得意とする業界・業種は確実に確認しておきましょう。

あなたの希望する業界・業種とあまりにもかけ離れている場合、担当者の変更を申し出るか他の転職エージェントの利用を検討しても良いかもしれません。

2. 転職活動の現状確認

お互いの自己紹介が終わったら、次に現在の転職活動状況を確認されます。

具体的には、

  • 転職に対する温度感
  • 選考状況
  • 他エージェントの登録・利用状況
    etc…

特にポイントは「転職に対する温度感」「他社エージェントは利用しているか」の2点。

ここでは主に転職活動への積極性を見ています。転職への温度感の高い応募者を優先的にサポートしたいからです。

無料で利用できる転職エージェントと言えど、決してボランティアではありません。その収益源は紹介先企業への採用が決まった時点で企業から得られる年収の約30%ほどの紹介料です。

つまり実際に転職してくれるかどうかや、高い年収となる可能性のある人材を多く紹介した方が、転職エージェントにとってもプラスになるのです。

転職エージェントに転職への温度感を聞かれたら、例え温度感が低くても「良い求人があればすぐにでも」と応えておきましょう。そうすることで他の応募者よりも優先的に対応してもらえる可能性が高くなります。

3.キャリアの深掘り

お互いの自己紹介が済んだ後、もう少しあなたのこれまでのキャリアを詳しく質問されるでしょう。

具体的にどんな業務内容どんな成果をあげたのか、またマネジメント経験はあるかなど。これまで積んできた実績やスキルを詳しく伝えます。

とは言え「特に大した成果をあげていない…」という方もいるでしょう。

そのような方は、まずは具体的にどのような業務をしていたのかだけでも、スムーズに説明できるようにしておいてください。

転職エージェントによっては応募者自身で経歴や実績がまとまっていなくても、企業との面接までに話す内容やアピールポイントのアドバイスや添削をしてくれるところもあります。

4. 転職理由や希望条件の確認

スケジュールを確認するサラリーマン

これまでの経歴が確認できたら、次に転職理由と次の職場に求める条件の確認です。

前職(現職)の何が不満なのか、もしくは何を求めて転職を希望しているのかといったことを質問されます。

希望条件があまりにも絞られていると、すべて叶う求人と出会うのは難しいかもしれません。しかしながら、自分だけでどういった条件を優先すべきか判断に迷うこともあるでしょう。

そんな時こそ転職エージェントに相談し、優先順位付けに客観的な意見を反映させることも転職エージェントを利用する大きなメリットです。

残業時間
年収
年間休日
転勤の有無
その他福利厚生
など。

あなたにとって譲れるところ、譲れないところを転職エージェントに相談しながら言語化して見つけていきましょう。

反対に希望条件がほとんどない人は注意が必要です。当てはまる求人情報が多すぎて逆に絞れないことも。

これではかえって非効率で、転職への成功が遠のいてしまうでしょう。

5. 希望に沿った求人の紹介

最後には、当日の面談内容や事前情報をもとに用意された、求人情報を紹介してくれるでしょう。

中には非公開求人なども含まれているケースもあるため、こうした情報が得られるのも転職エージェントを利用する大きなメリットです。具体的にどのような業界・職種・条件の求人が出ているのか、細かくチェックしておきましょう。

ただし、必ずしも面談のタイミングで応募する企業を選ぶ必要はありません。

気になる求人があったとしても、果たして本当にその求人に申し込むべきか、しっかりと熟考した上でエントリーするようにしましょう。給与交渉もこの段階から行うと効果的なケースもあります。

また希望した条件とはかけ離れた提案だった場合は遠慮せず、担当者にもう一度求人情報を提案してもらうようにしましょう。
(あまりにも条件が厳しすぎる場合は妥協も必要ですが)

さて以上が、多くの転職エージェントとの面談で共通する内容です。
もう一度流れを簡単におさらいしておきましょう。

ちなみに面談当日、どんな会話の内容だったか忘れないようにするために、メモを取りながら面談を進めるのも良い工夫だと思いますよ。

okasan

では転職エージェントとの面談をするにあたり、何を前もって準備しておけばいいのでしょうか。

転職エージェントとの面談に必要な2つの事前準備

ここでは転職エージェントとの面談前に準備すべきものしておくと良いものをご紹介します。

事前準備は全部で大きく2つあります。どちらも決して用意に時間がかかるものではありません。

  1. 希望や条件など考えの整理
  2. 当日の服装準備

それぞれ詳しく解説します。

1. 希望や条件など考えの整理

まずは何といっても転職に対する「希望や条件」といった自分の考えを整理しておきましょう。

考えがまとまらないまま面談を迎えてしまうと、転職によるキャリアのビジョンを転職エージェントに伝えられず、いつのまにか面談が終わってしまうという事態に繋がります。

そうなると紹介される求人情報も的を得たものを紹介してもらえず、パッとしないことも

反対に転職エージェントからの優先順位も下がり、その後も良い求人情報を紹介もらえない可能性も出てきてしまいます。

自分ができること
自分のしたいこと
希望年収
希望条件
・勤務地

最低でも上記ぐらいは整理した上で面談に臨みましょう。

2. 面談当日の服装

転職エージェントとの面談当日はスーツやオフィスカジュアルで行くのが無難です。転職エージェントによっては「服装自由」のところもあるでしょう。

しかしエージェントは、面接のアドバイスも行なっているところがほとんど。そのため面接の練習と考えるのであれば、面接本番同様の服装で行くのがベストでしょう。

面接当日の身だしなみとしてふさわしい格好になっているか、担当者にチェックしてもらうのも1つの手です。

もしスーツやオフィスカジュアルな服を持っていなければ、事前に購入しておきましょう。

最近ではおしゃれで安いスーツショップも増えてきました。下記は有名かつ店舗数も多いショップですので、普段スーツを購入したことがないという方でもオススメです。

オンライン面談での服装は?

転職エージェントとのオンライン面談の様子

最近はコロナの影響でオンライン面談となっているケースも少なくありません。

オンラインだとつい服装や髪型など手を抜いてしまいがちですが、パジャマのまま・寝癖が付いたまま・ひげを剃っていない、などは相手にとっても失礼です。最低限のエチケットは整えて面談に臨むようにしましょうね。

コロナ禍はオンラインが主流?転職エージェントとのオンライン面談【流れ・服装・注意点】

おさらいですが、転職エージェントとの面談にあたり、

  1. 希望や条件など考えの整理
  2. 当日の服装準備

この二つは最低でもおさえておくべき事前準備です。

さて次は、転職エージェントとの面談内容をさらに有意義なものにするためのコツを解説します。

【必見】エージェントとの面談を有意義なものにする3つのコツ

転職エージェントとの握手

実は転職エージェントとの面談には、成功のコツがあります。
これらのコツを意識して参加するのと、意識しないのとでは面談の価値が格段に違います

具体的には下記3つです。

ぜひ面談前の準備に活かしたり、面談当日に実践してみてください。

1. 履歴書と職務経歴書の作成

履歴書職務経歴書は一般的に企業へのエントリーの際に必要となるもので、転職エージェント登録時や面談前に必須のものではありません

しかしこれらを作成しておくと、転職エージェントへの自己紹介がスムーズになるので大変オススメです。

この2つの書類は違いがわかりにくいですが、記載する内容と目的は明確に異なります。

履歴書:学歴・趣味・特技など本人のプロフィールを確認するもの
職務経歴書:過去に挙げた具体的な成果やスキルなどを確認するもの

なお実際の企業に提出する履歴書とは違って、志望動機は当然空欄のままで構いません。また職務経歴書なども応募する企業に寄せる必要はなく、あくまでフラットなものとして作成すればOKです。

okasan

両書類ともに面談前に担当者へ送付しておくと、面談がスムーズとなるだけでなく、紹介してもらう求人情報も的を得たものになりやすいです。

2. 面接の練習という気持ちで臨む

転職エージェントとの面談を、採用面接の練習と捉えて臨むのも一つの方法です。

当日質問される内容も面談と面接では、似通っているところがあるからです。

であれば実際に面接で話す内容を用意し、それをスムーズに分かりやすく伝えられるかを試すには良い機会でしょう。

また面談当日の自己紹介に対し、担当者からフィードバックをもらうのもオススメです。

3. 複数エージェントへの登録を伝える

実は転職エージェントを複数登録している旨を伝えることで、対応がよくなる場合があります。

理由は他のエージェント経由で採用が決まる前に、自社経由で採用が決まるように優先順位やサポートを手厚くしてくれるからです。

先ほどもお伝えした通り、転職エージェントの収益源は転職希望者を企業に紹介すること。他のエージェントから横取りされてしまえば、一銭も売上に繋がらないことになるのです。

そのため最初から複数のエージェントを利用していると伝えることで「他のエージェントに取られてはいけない」と思わせた方が得だと言えるでしょう。

また同時に転職に対する温度感が高いことをアピールすることにも繋がるため、求人紹介の優先順位が他応募者よりも上がるメリットもあるでしょう。

転職エージェントを複数掛け持ちするメリットは大きい!ただし注意点も

というわけで転職エージェントとの面談内容をワンランク上げるには、

これら3つのコツを意識して、参加するようにしてみましょう。

では反対に、面談当日に気をつけたほうが良い注意点も見ていきましょう。

転職エージェントとの面談で失敗しないための注意点

面談時の様子

転職エージェントとの面談の際に注意すべき点は次の大きく2つです。

  • とりあえず話だけ聞きにきましたはNG
  • エージェントの言葉を全て鵜呑みにしない

順に解説します。

とりあえず話だけ…はNG

転職エージェントとの面談で「とりあえず話だけ聞きにきました」というスタンスはできるだけ避けましょう。

担当者のなかでのあなたの優先順位が落ちることに繋がるからです。最悪の場合、面談当日に条件の良い求人やとっておきの非公開求人を紹介してもらえなくなる可能性もあるでしょう。

またエージェントとしても希望や条件などの話が具体的になっていないため、どのような求人を紹介すればいいか分かりません。

ある程度自分の中で考えをまとめた上で面談に臨むようにしましょう。

もしどうしても「何から考えれば分からない」「判断に迷う」という方は、正直にそう伝えましょう。

あなた自身に市場価値があれば、転職エージェントも一緒になって考えてくれるかもしれません。ただしあくまで市場価値があればの話です。

決してエージェント任せではなく、あなた主体で考えることは忘れないでください。そして転職への意欲があることは最大限にアピールしておきましょう。

エージェントの言葉の全てを鵜呑みにしない

転職エージェントとの面談

転職エージェントの言葉を、全て鵜呑みにするのも危険です。

たちの悪い転職エージェントの場合、早く転職を決めさせたいがためにあまり条件の良くない企業へ誘導する可能性もあります。転職してから「失敗した」と思うことのないようにしてください。

一つポイントとしては、転職エージェントとの面談当日に全てを決断しないことです。

担当者おすすめの求人情報を出してもらってもその場で企業を即決せず、一度持ち帰ってから企業の評判や口コミ将来性などを調べるといった行動を取ってください。こうすることで冷静に判断できるようになるでしょう。

以上、転職エージェントとの面談での注意点を2つ解説しました。

  • とりあえず話だけ聞きにきましたはNG
  • エージェントの言葉を全て鵜呑みにしない

上記に気をつけて面談に臨み、より有意義な時間にしましょう。

最後に、その他転職エージェントとの面談内容に関して、よくある質問形式で下記にまとめました。

【FAQ】転職エージェントとの面談に関するよくある質問

スーツ姿のFAQ

転職エージェントとの面談に関して、よくある質問5つに回答します。

それぞれ回答していきます。

Q. 面談内容は採用に影響する?

A. 直接的に影響することはありません。

しかし実際に企業へ応募する場合、転職エージェントから企業に対してあなたの強みをアピールした「推薦状」を出してもらいますが、そこに対して無難な内容しか書いてもらえなくなるでしょう。

また面談に真摯に取り組むことで、担当者から率直な意見をもらったり、面談や書類にもアドバイスがもらえる可能性があるため、間接的には影響すると言えるでしょう。

Q. オンラインで面談することも可能?

A. 可能です。現在は新型コロナウイルスの影響で多くの転職エージェントが「オンライン面談」を実施しています。

地方など遠方在住者であれば、転職エージェントとの面談のためにわざわざ都市部に出てこなくて済むため、以前よりも気軽に相談しやすくなったのではないでしょうか。

コロナ禍はオンラインが主流?転職エージェントとのオンライン面談【流れ・服装・注意点】

Q. 面談の時間はどれぐらい?

A. 1時間〜1時間半ほどが平均です。

また面談の日時は現職者も多いことから、平日の夜や週末でも対応してくれるエージェントも少なくありません。

Q. 考えがまとまっていなくても面談は受けられる?

A. 面談を受けることはできます。

しかし今回紹介したように、面談時には転職への意欲があることをしっかりと伝えられるようにしましょう。

また転職エージェントに言われるがままに希望条件などを設定せず、あなた自身で熟考した上で伝えるようにしましょう。

Q. 複数のエージェントと面談してもいいの?

A. 大丈夫です。むしろ複数エージェントを利用したほうが効率的に転職活動が進みやすくなります。

また先ほども紹介しましたが、複数エージェントを実際に利用していることを転職エージェントに伝えてしまうのも手です。

他の転職エージェントに取られまいと躍起になり、あなたへの対応の優先順位が高まるだけでなく、条件の良い求人情報を提案してくれる可能性もあるでしょう。

転職エージェントを複数掛け持ちするメリットは大きい!ただし注意点も

まとめ

さて本記事では、転職エージェントの面談内容について詳しく解説してきました。

具体的な面談内容や当日の流れは下記の5つのステップです。

事前の準備として履歴書職務経歴書を作成しながら、今後のキャリアビジョンについて考えを整理しておくと、ワンランク上の面談内容となるでしょう。

また面談の際に複数エージェントへ登録していることを、転職エージェントに伝えるのも効果的です。

以上、転職エージェントとの面談内容を把握した上で、ぜひ有意義な当日を迎えてみてください。

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この記事を書いた人

OKASAN

IT業界で転職4回
OKASAN

名古屋出身 1987年生まれ 1児のパパ
たった5人の制作会社から従業員1000人以上の上場企業まで、IT業界で4回の転職を行う。2020年より独立・会社設立

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